2016年5月1日日曜日

越前町 呼鳥門 玉川洞窟観音

風と波の侵食でできた天然のトンネル。
大きな岩が海に崩れ落ちるように突き出し、風と波による侵食で岩に穴が開いた洞穴が呼鳥門です。長年にわたる自然の摩耗によって形成されたこの巨大なトンネルは、越前海岸を代表する景勝地の一つです。以前は国道が下を通っていましたが、現在は遊歩道が整備されており、近くで見ることができます。
この周辺は、越前岬や鳥糞岩などの断崖が海にせり出し、大小の岩々が織りなす素晴らしい景色が広がっており、越前海岸を代表する素晴らしいドライブルートとなっています。また、越前岬水仙ランドも近くにあり、特に冬には、自然が作り出す美しい造形と越前海岸の自然美を見事に味わうことができます。この地域は、福井県でも有数の観光名所となっています。
越前有情の碑
福井県出身の歌手五木ひろしさんの歌碑
碑の前に行くと歌が流れます。
「玉川観音」の起源には複数の説がありますが、中でも一般的な説によると、かつて漁師たちが網に十一面観音像をかけたことがきっかけで、この地に祀られるようになったとされています。この観音像は唐様式で、泰澄大師による作とも伝えられています。

以前は天然の洞窟の中にあった玉川観音ですが、1989年の崩落事故を受けて、安全のため1994年に現在の場所に移されました。海際の鳥居をくぐってコンクリート製の人工トンネルを進むと、不思議な雰囲気を醸し出す本殿があります。

そして2015年12月末には、地元の「上岬地区を良くする会」によって、越前焼の灯りとりが内部に設置され、より幻想的な空間が生まれました。灯りは、午前8時から午後10時まで点灯されます。


玉川観音の画像はこちら

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