2019年2月27日水曜日

三方石観音 

弘法大師が千二百年前に霊験あらたかな三方の地に入山し、一夜のうちに大花崗岩に観音像を彫りました。しかし、夜明けの鶏の鳴き声を聞き、右手首より先を残して下山したとされています。この不動岩に刻まれた観世音菩薩が三方石観世音であり、「片手観音」とも呼ばれています。このご本尊は秘仏であり、手足の不自由な人や病気を抱えた人にご利益があると伝えられ、遠方からも多くの人々が参拝に訪れます。三十三年に一度ご開帳が行われ、北陸観音霊場七番札所および若狭観音特別霊場札所として知られています。











鯖街道 熊川宿


熊川宿は、福井県若狭町と京都を結ぶ「鯖街道」に位置する宿場町です。北川に沿って発展した集落で、江戸期の町並みが現在も残り、重要伝統的建造物群保存地区や日本遺産に選定されています。地域と若狭町が協力して保存のまちづくりに取り組み、防災まちづくりやまちづくりマスタープランなどの策定も行われ、最近は若い世代の流入もあり、陶芸工房や古民家宿泊施設、忍者をテーマにした体験館、給食をテーマにしたカフェなどが開業し、活用のまちづくりが進んでいます。熊川トレイルや河内川ダム周辺の整備も進められ、観光だけでなく地域住民の健康を支える施策もあります。現在は、注目が高まっている場所の一つです。








2019年2月25日月曜日

美濃國一之宮 南宮大社

南宮大社は岐阜県にある美濃国一之宮で、祭神は金山彦命を中心に彦火火出見命と見野命が配神として祀られている。鉱山を司る神として、古くから鉱山・金属業界の総本宮として信仰されてきた。境内には江戸時代の遺構18棟が残り、国の重要文化財に指定されている。式年遷宮は51年毎に行われ、社伝では崇神天皇の時代に創建されたとされる。過去に2度の火災で焼失したが、再建されて現在に至っている。また、近代社格制度のもとで国幣中社に列し、後に国幣大社に昇格した。